2010年11月30日火曜日

米地区連銀総裁、欧州債務問題が米経済に与える影響懸念

 [リッチモンド(米バージニア州) 6日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は6日、連邦準備理事会(FRB)は欧州のソブリン債危機が米経済の回復を阻害する可能性を示す兆候を注視していると述べた。
 ブラード総裁はワシントン大学のビジネススクールで行われた講演で「見通しに対するリスクの1つは、ギリシャその他の国の状 rmt アイオン
況が悪化し、ソブリン債の債務不履行リスクの影響が波及することだ」と指摘した。
 リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は講演後、記者団に対し、米経済に関する自身の見通しは、緊縮政策に対する抗議行動で死傷者が出る事態に発展しているギリシャの混乱の影響を受けていないとしながらも、状況は注視すべきとの認識を示した。
 「われわれが高い
関心を払っている事だ。目に見える影響をもたらす要因に発展する可能性がある。ただ、今のところそうなってはいない」と述べた。
 シカゴ地区連銀のエバンズ総裁も潜在的影響を注視する姿勢を見せた。
 エバンズ総裁は、シカゴ地区連銀主催の「銀行の構造?競争」に関する会合の間に記者団に対し「米国および世界の金融の状況に影響を与えている限り rmt 信長の野望
、われわれは明らかに懸念している」とコメント。
 ただし、米経済が再びリセッションに陥る「可能性は低く」、今年3.5%という穏やかな成長を遂げるとの予想を維持していると述べた。
 ギリシャ債務危機が財政問題を抱える他のユーロ圏諸国に波及することへの懸念から、ユーロと世界の株式市場はここ3日間、下落している。
 セントルイス
地区連銀のブラード総裁は、返済延期といったギリシャの債務再編の可能性に触れ、債務の再編プロセスは他の国もこれまでに経験しているとし、「もし債務債務再編という事態になったら、乗り切ることは可能」と述べたものの、かなりのボラティリティを招くと指摘した。
 今週になって、債務危機がインターバンク市場のひっ迫をもたらすとの懸念が浮上し rmt メイプルストーリー
、2007年半ばの世界的金融危機の初期を彷彿(ほうふつ)とさせる緊張が短期金融市場で見られた。
 カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁は、米国が債務増大に早期に対処しなければ、米連邦準備理事会(FRB)に債務のマネタイズを求める圧力が強まり、ドル相場に影響が及ぶとの見方を示した。
 連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派メ アイオン rmt
ンバーとされるホーニグ、ラッカー両総裁は、FRBはバランスシートの正常化に向け、金融危機時に買い入れた住宅ローン担保証券(MBS)を一部売却すべきと主張した。
 FRBは大恐慌以来最も深刻な金融危機への対応として、政策金利を実質ゼロに引き下げただけでなく、1兆4000億ドル以上のMBSを買い入れた。
 リッチモンド地区連銀の
ラッカー総裁は「利上げする前にFRBのバランスシート正常化に着手することは理にかなっている」とした上で、「バランスシートの正常化は規模の縮小(とともに)保有資産を米国債だけにするという伝統的な状態に戻すことも意味する」と述べた。
 ラッカー総裁は、「長期間(extended period)」金利を低水準に維持するFRBの方針をなお支持していると
述べたものの、その有効性を常に再評価していると付け加えた。
 シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、自らFOMC3─4回分、あるいは半年程度と定義する長期間の低金利維持方針に「全面的に」賛同していると述べた。
 FRBが引き締め政策をとる時期が到来した場合、超過準備への金利引き上げや、レポなど資産売却以外の手段を講じるとの見通しを
示した。
 エバンズ総裁は「過剰流動性の吸収や超過準備の金利引き上げに着手した上で、バランスシートのさらなる改善に向けて資産売却を検討してもおかしくない」とし、「どのように進めるかはまだ協議が必要だが、個人的にはかなり妥当と思う手順だ」と述べた。
 バーナンキ議長も6日、シカゴ地区連銀主催の会合で講演し、信用は依然としてひっ
迫しているものの、経済活動が継続的に活性化していることから、銀行が融資に対する態度を今後変化させると楽観視できるとの考えを示した。金融政策の展望には触れなかった。

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引用元:新·天上碑(Tenjouhi) 情報局

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